大阪府にある世界遺産「百舌鳥・古市古墳群 -古代日本の墳墓群-」を訪れ、ストックフォトの撮影取材を行ってきました。構成資産、行き方、感想などをまとめましたので参考にしてください。
はじめに:世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」とは?
世界遺産「百舌鳥・古市古墳群 -古代日本の墳墓群-」は、日本最大の古墳群であり、古代日本の王権の象徴を伝える貴重な文化遺産です。
「百舌鳥・古市古墳群」は、大阪府堺市、羽曳野市、藤井寺市にある百舌鳥古墳群(史跡)及び古市古墳群(史跡)に含まれる45件49基の古墳群で構成されています。
世界遺産の構成資産
大阪府南部の堺市、羽曳野市、藤井寺市の3市にまたがる4世紀後半から5世紀後半の45件49基が登録対象です。世界遺産における登録名の一部はHanzei-tenno-ryo Kofunのような、宮内庁治定の陵墓名になっています。。
百舌鳥古墳群
百舌鳥古墳群(もずこふんぐん)は、大阪府堺市にある古墳群。半壊状態のものも含めて44基の古墳があります。このうち19基が国の史跡に指定されているほか、これとは別に宮内庁によって3基が天皇陵に、2基が陵墓参考地に、18基が陵墓陪冢に治定されています。
百舌鳥古墳群に属する古墳23基が世界文化遺産に登録されています。
古市古墳群
古市古墳群(ふるいちこふんぐん)は、大阪府羽曳野市・藤井寺市にある現存87基の古墳群。22基が国の史跡に指定され、27基(重複含む)が宮内庁により天皇陵(8基)・皇后陵(2基)・皇族墓(1基)・陵墓参考地(1基)・陵墓陪冢(15基)に治定されています。
古市古墳群のうち26基が世界文化遺産に登録されています。
古市古墳群の撮影記
9月初旬、私はストックフォトグラファーとして、世界遺産「百舌鳥・古市古墳群」の撮影に挑戦しました。
天気は時折雨がぱらつくものの、雨が降ると墳丘が美しく映え、また晴れ間には周囲の緑とともに壮大な古墳群の全景を撮影することができました。古墳群を囲む堀や周辺の水路など、自然との調和が美しい風景も多く、自然と文化が共存する古代日本の美しさを感じました。
柏原駅から徒歩で出発し、道明寺駅まで約15キロの長い道のりでしたが、古墳群の魅力に取り憑かれた一日でした。このような撮影を通して、古市古墳群が持つ重厚な歴史や文化遺産としての価値、そして美しさを再認識しました。
日本の世界遺産
文化遺産
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