こんにちは。屋久島の世界遺産の範囲についてあまり知られていないので、詳しく解説していきます。
はじめに
日本には多くの世界遺産があり、その中でも屋久島は自然豊かな場所として有名です。しかし、実際に訪れて撮影した場所が、世界遺産の登録範囲に含まれていないことがあります。このことを知らずに訪れた初心者の方も多いかもしれません。そこで、今回は屋久島の世界遺産登録範囲について解説します。
世界遺産の登録範囲
屋久島は、1993年に世界自然遺産として登録されました。しかし、その登録範囲は一部で、大川の滝や白谷雲水峡、屋久島永田浜など、有名な場所は含まれていません。島の面積の約20%ほどが世界遺産の登録範囲になっています。
国立公園、特別天然記念物との比較
屋久島には、国立公園や特別天然記念物として指定されている場所があります。
1964年(昭和39年)3月16日、既にあった霧島国立公園に追加編入される形で、隣の口永良部島と共に霧島屋久国立公園の「屋久島地域」となった。2012年(平成24年)3月16日には「屋久島地域」を分離して屋久島国立公園に指定された。
屋久島スギ原始林の名称でスギ原生林が1924年(大正13年)12月9日に天然記念物、1954年(昭和29年)3月20日に特別天然記念物指定として指定された。(Wikipedia)
それぞれの指定で登録されている面積を比較しました。
国立公園の範囲は屋久島全体の約40%ほどです。世界遺産の範囲は更に小さく、島全体の20%ほどです。特別天然記念物の範囲は更に小さくて島全体の6%ほどです。
漠然と屋久島の島全体が世界遺産のような気がしますが、以外と世界遺産の登録は範囲は小さいことが分かります。
訪問の振り返り
私自身も、屋久島を訪れた際に、世界遺産の登録範囲との違いに驚きました。
撮影で訪問した場所は以下の通りです。
- 大川の滝、大川湧水(日本名水百選)
- 白谷雲水峡
- 屋久島永田浜(ラムサール条約湿地)
撮影に訪れたこれらの場所は、どこもとても美しく、一度は訪れるべき場所です。ただし、世界遺産の登録範囲でないことに注意が必要です。世界遺産タッチしていないことに気が付いて少々愕然としています。
まとめ
屋久島は、自然豊かな場所として多くの人々に愛されています。また、世界遺産に登録されていない場所も含め、国立公園や特別天然記念物として指定されている場所も美しいです。世界遺産の登録範囲にかかわらず、自然を満喫することができます。屋久島を訪れる際には、世界遺産の登録範囲だけでなく、その他の自然の宝庫も訪れることをおすすめします。
屋久島を訪れた際には、自然環境を保護するため、ゴミの持ち帰りや道路上での駐車は避けるようにしましょう。また、登山時には、必ず適切な装備を準備し、ルールを守って登山を楽しんでください。自然を愛し、大切にする心を持って、屋久島の魅力を堪能しましょう。
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