2026年4月、福島県内各地を巡る撮影旅行に出かけてきました。今回は公共交通機関と徒歩のみを使い、満開のさくら名所100選とともに、国指定の重要文化財や史跡を重点的に歩く、非常に密度の高い遠征となりました。今回の旅で新たに訪問した文化財は合計20件。その記録とともに、旅の軌跡を振り返ります。
【旅の行程】
第1日:4月7日(火) 郡山の歴史と温かなホスピタリティ
東京から郡山へ。拠点となるチサンホテル郡山では、チェックイン前に預けた荷物を事前に部屋へ運び入れてくれるという、ビジネスホテルでは珍しい手厚い配慮に迎えられました。
- 撮影スポット:善導寺(登録有形文化財)、如宝寺(重要文化財の塔婆)、安積疏水麓山の飛瀑など。
- 夕食:三松会館。地元の活気を感じる素晴らしい夕食でした。
第2日:4月8日(水) 圧巻の巨木と二本松城の桜
快晴に恵まれた2日目は、日本三大桜の一つである三春滝桜へ。
- 三春滝桜:まさに満開。天然記念物としての威厳と、菜の花とのコントラストが絶景でした。さくら名所100選
- 二本松:霞ヶ城公園(二本松城跡)さくら名所100選も満開。旧二本松藩戒石銘碑(史跡)など、城下町の歴史が色濃く残っています。
- 夕食:左近にて福島の味を堪能。
第3日:4月9日(木) 会津の象徴・鶴ヶ城と白虎隊の足跡
二本松から会津若松へ移動。この日も天候に恵まれ、絶好の撮影日和となりました。
- 鶴ヶ城:満開の桜に包まれた赤瓦の天守閣は、まさに会津の誇り。さくら名所100選
- 飯盛山:白虎隊十九士の墓、そして不思議な二重らせん構造の「さざえ堂(旧正宗寺三匝堂・重要文化財)」へ。
- 旧滝沢本陣:幕末の動乱を今に伝える弾痕や刀傷が残る、極めて貴重な空間でした。
第4日:4月10日(金) 喜多方の蔵造りと文化財の深掘り
雨上がりのしっとりとした空気の中、喜多方へ。
- 朝食:坂内食堂の本店で「朝ラー」。
- 日中線しだれ桜:五分咲きでしたが、その圧倒的な本数の並木道は見応え十分。
- 会津若松市街:午後は福西本店、鈴木屋利兵衛、竹藤、鈴善など、登録有形文化財に指定された商家の蔵を巡りました。特に鈴善の展示の充実は目を見張るものがありました。
第5日:4月11日(土) 下野街道の宿場町・大内宿
最終日は会津鉄道を利用して南下。
- 大内宿:重要伝統的建造物群保存地区。茅葺き屋根が並ぶ下野街道の景観は、現代にタイムスリップしたかのような感覚を覚えます。
- 帰路:湯野上温泉からリバティ会津を乗り継ぎ、池袋へと帰還しました。
【今回の文化財調査記録:初訪問20件】
今回の遠征では、新たに20件の指定文化財・登録文化財を訪問することができました。その内訳は以下の通りです。
文化財種別内訳
| 文化財種類 | 件数 |
|---|---|
| 国宝・重要文化財(建造物) | 3件 |
| 国宝・重要文化財(美術工芸品) | 2件 |
| 史跡 | 5件 |
| 天然記念物 | 1件 |
| 重要伝統的建造物群保存地区 | 2件 |
| 登録有形文化財(建造物) | 7件 |
特に会津若松市内の商家の蔵(鈴善や竹藤、福西本店)は、一つ一つの建物が当時の産業や文化を雄弁に物語っており、撮影者としても非常に刺激的な被写体ばかりでした。
【旅の総括】
すべて公共交通機関と徒歩での移動でしたが、福島のバスや鉄道を駆使することで、これほどまでに多くの歴史的遺産を効率よく巡ることができました。特に「大内宿共通割引きっぷ」などの企画券を活用することで、湯野上温泉から大内宿へのアクセスもスムーズに行えました。満開の桜という最高の演出の中で、福島の深い歴史に触れられた、充実の5日間でした。










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