今年の都民の日は、東京都庭園博物館へ行ってきました。
都民の日
都民の日は、東京都運営の施設が入場料無料になります。
上野動物園や小石川後楽園などです。
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東京都庭園博物館とは
東京都庭園美術館(東京都庭園博物館)は、東京都港区白金台に位置する都立美術館で、旧朝香宮邸とも呼ばれています。以下はその概要です。
沿革:
朝香宮鳩彦王が建設した邸宅で、彼はパリでの留学から帰国後にこの邸宅を建設しました。その後、吉田茂によって外務大臣公邸として使用されました。
1950年には西武鉄道に払い下げられ、白金プリンス迎賓館として使用され、国賓・公賓の来日時の迎賓館としても利用されました。
1981年に東京都に売却され、都立美術館として再開されました。2011年から改修工事が行われ、2018年に全面開館しました。
施設概要:
本館は旧朝香宮邸で、アール・デコ様式の建物で、玄関、大広間、客室、書斎、居間、寝室などがあります。
新館(管理棟)も存在し、以前は講演会やコンサートに使用されましたが、現在は解体され、新しい管理棟に建て替えられました。
庭園:
庭園は芝生広場、日本庭園、西洋庭園の3つのエリアから成り立っており、四季折々の花々や景色を楽しむことができます。
庭園内には茶室「光華」もあります。
展示内容:
東京都庭園美術館は、建物自体が芸術作品として価値が高いため、所蔵品による常設展示は行っておらず、企画展示が行われています。
指定文化財:
旧朝香宮邸などが国の重要文化財に指定されています。
この美術館は、歴史的な建物と美しい庭園が組み合わさった魅力的な場所として訪れる価値があります。展示内容は企画展示に依存しますので、訪れる際には公式ウェブサイトなどで最新情報を確認することをおすすめします。
訪問・見学
都民の日に東京都庭園博物館を訪れた感想をお伝えします。
お昼前に到着した時点で、美術館の入場は90分待ちの行列になっていました。
都民の日の入場無料効果でしょうか。
特に今年は、東京都庭園美術館の開館40周年でもあるため、本館や展覧会も無料になっていることが混雑に拍車をかけたようです。
展覧会「装飾の庭 朝香宮邸のアール・デコと庭園芸術」が開催されていました。
本館(旧朝香宮邸)
旧朝香宮邸は、アール・デコ様式の美しい建物で、内装が特に印象的でした。フランスから運ばれたシャンデリアやガラスレリーフは見事で、建物全体が歴史的な価値と美しさにあふれています。
館内はすごく混雑しています。
本館の上階にある「ウンターガーデン」の入室整理券を狙いましたが、配布終了していました。残念です。
新館
新館の大ホールで多くの美術品が展示されています。
入ってすぐのところにあるルネ・ラリックの立像がとても素敵でした。
ルネ・ラリックは、フランスの宝飾デザイナーであり、ガラス工芸家でもありました。彼は東京都庭園博物館の旧朝香宮邸内のいくつかの装飾要素を手がけました。具体的には、玄関の女神像のガラスレリーフや大客室のシャンデリアが彼の作品です。ラリックのデザインは、アール・デコ様式を代表する美しい作品で、東京都庭園博物館の建物内でその魅力を堪能できます。
芝生広場
芝生広場では、都民の日のイベントが行われていました。
家族連れなど多くの人が楽しんでいました。
日本庭園・茶室
日本庭園内に茶室「光華(こうか)」があります。
見学・写真撮影可能です。
西洋庭園
西洋庭園では、キッチンカーが出ていました。
行列ができているお店もありました。
倉庫・自動車庫・正門
本館裏手にある倉庫・自動車庫と大通り沿いにある正門は、重要文化財に指定されています。
興味があれば写真撮影しておきましょう。
まとめ
都民の日で入場無料とはいえ、東京都庭園美術館が思いのほか混雑していたのに驚きました。
久しぶりにルネ・ラリック作品を鑑賞出来たので良かったです。
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