【使用レビュー】ニコンD750:購入からヨーロッパ撮影旅行で使ってみて感じた事

2016/09/28

写真撮影 機材 現像

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ニコンD750で撮影した写真 闘牛場(スペイン)

ミラーレスから買い替えでD750を購入。5ケ月に渡るヨーロッパ旅行期間中、毎日D750で撮影してました。その感想などをちょっとまとめてみます。

念願のフルサイズ一眼レフカメラ D750を購入したので、使用レビューします。

フルサイズ移行ならこの機種(初稿:2015/09/05)

フルサイズへ移行する機種を考えてみました。

メーカーはニコン!

現在、フルサイズを作っているのはニコン、キヤノン、ソニーの3社。キヤノンはセンサーの性能が良くないのでパス。ソニーは唯一ミラーレスのフルサイズを作ってるのだけど、レンズが揃っていないのでパス。

消去法でニコンになりますかね。

D750かD610か?

高画素は魅力なんですが、値段的なモノでD810はパスです。

D750D610はほぼ画質は一緒で差額は4万円。分かりやすい違いはWiFiとチルト液晶。あとAF性能も若干向上してる。画像処理エンジンもEXPEED4とEXPEED3と違うけどここはあんまりこだわっても意味がない気がする。

良く分からないけど、4万円程度の差ならD750にしとくかな。


Nikon デジタル一眼レフカメラ D750

レンズは大口径F2.8

今のPENでも一番よく使うので、レンズは標準画角の大口径ズームをまずは揃える。コスパに優れる標準ズームもあるけど、どうせ買い足すことになるので初めからF2.8通しの大口径ズームしとく。

ニコン純正かレンズメーカーか?

ニコン純正のAF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR フルサイズ対応は出たばっかで25万円オーバー。かたやタムロンのSP 24-70mm F2.8 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A007Nは手ぶれ補正も付いて9万円台。差額はカメラ1台分。コスパ的にタムロンが圧倒的なのでタムロンですね。


TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP 24-70mm F2.8 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A007N

フラッシュは純正だけど

良く調べてないけど、ニコン純正かな。でも内臓フラッシュがあるので当分はこれで行こう。因みにニコンはフラッシュでもストロボでもなくスピードライトと呼ぶそうな。

三脚も新調

フルサイズシステムはPENよりかなり重いので、三脚も新調せねばなるまい。荷重が大きく軽いものとなるとカーボンしかないな。5万円程度の投資は覚悟するかな。

合計初期投資額は30万円オーバー

D750が19万円、レンズが10万円、三脚が5万円とすると最低34万円の投資。フィルターなどもあったりするので更にかかる。結構な投資額になりますね。2年程度で回収したいです。

フルサイズ一眼レフ買っちゃいました

念願のフルサイズ一眼レフカメラをついに買っちゃいました。

かなり思い悩んでいたのですが、一大決心の末に買ってしまいました。

今回購入したのはカメラ本体と大口径ズームレンズです。

カメラはこれ。


そしてレンズがこれ


TAMRON 大口径標準ズームレンズ SP 24-70mm F2.8 Di VC USD ニコン用 フルサイズ対応 A007N

いままで使っていたミラーレス機とは大分操作が違うので、慣れるまで結構時間がかかりそうです。

次回は作例を交えて、使用感などをお伝えします。

D750の試撮りに行ってきました(初稿:2016/04/24)

買ったばかりのD750+タムロン24-70F2.8の試撮りに出かけてきました。

天気はあいにくの曇りでした。

作例を少しご紹介。

明るい風景写真

明るい光のある風景は今までのミラーレスと大差はないように見えます。ただ等倍に拡大表示すると、大分精緻な絵になってます。ミラーレスではほとんど気にしたことなかったのですが、広角では周辺光量落ちが顕著です。

手持ち夜景

今使っているミラーレスと比べて、かなりノイズが少ないです。シャッタースピード確保のためにISOを上げても、十分見れる絵が撮れそうです。

被写界深度の浅いクローズアップ

背景はミラーレスよりかなりボケます。ここで気が付いたのですが、AFモード変更の操作がよくわかりません。目にピントを合わせたかったのですが。ブラケットで撮っていると2枚目以降がピントが外れました。勉強せねば。

ピントが外れやすい葉っぱ

こういう絵って、ミラーレスだとピントが外れやすいのですが、ばっちり葉先にピントが来てます。花や葉っぱには、このAFはかなり使えそうな気がします。

明暗の差の大きいシーン

逆光など明暗が大きいと、いままではどうしてもフリンジが出てましたが、かなりフリンジも抑えられます。これはタムロンのレンズが優秀ということでしょうね。かなり現像作業の生産性向上が見込めます。

因みにすべてLightroomでRAW現像しております。

Shutterstockの審査では、ほとんどリサイズなしで通っていました。ストックフォトの生産性はかなり向上しそうです。





ヨーロッパ撮影旅行で使ってみて感じた事



多分毎日400カット平均の写真を撮っていたので、トータルで5万枚程の写真になっていると思います。

基本現地ではRAW現像をしていないので、帰国後少しずつ現像とシャッターストックへの公開を始めています。

現地での使用感と帰国後の写真の仕上がりなどについて、皆さんにも参考になりそうなことを中心に少しまとめてみます。


まずは良かった点



1.写真の質の向上




マクロな視点で考えると、D750の前に使っていたオリンパスのミラーレスと比べると格段に写真のクオリティが上がったと思います。なぜそう思うかというと、ストックフォトでの審査通過率が劇的に上がったことです。シャッターストックの場合、通過率が30%から80%に向上しました。しかもリサイズの割合も減っています。また編集の耐性もかなり高いので、いわゆる失敗が少ないです。AFも正確で、ピントが理由の審査リジェクトが激減しました。


2.操作性が良い


使っていくうちに当然操作に慣れていきまして、そうするとD750がかなり使いやすいことが分かってきました。基本撮影は絞り優先オートなのですが、絞りやISOの変更がダイヤル一つで簡単に出来るんです。これはかなり気に入りました。


3.高感度性能が良い




ルーブルを始め多くの美術館では撮影はOKだけどフラッシュはNGになっているので、高感度での撮影が必要になります。D750購入の理由の一つが高感度の画質でした。絞りたいときは拡張感度目いっぱいまで上げるとシャッタースピードは十分に稼げてました。これはF2.8通しの大口径レンズを使っていることも要因です。でも心配はノイズですよね。

取りあえずシャッターストックでは拡張感度MAXのISO51200で撮影した写真でも審査に通りました。これかなり衝撃的です。ミラーレスのときはISO2000を超えると、ノイズ処理後にはディテールがつぶれすぎて塗り絵みたいになってました。段数でいうと3~4段分の向上といったところでしょうか。


良いことばかりでもなくて良くなかった点もあります。

良くなかった点



1.クソ重い


当たり前ですが、D750+大口径標準ズームは自分には重かったです。防犯の意味もあって四六時中携帯しているのですが、思った以上に重く感じました。それでも良い写真のためならと頑張ってました。でも3000m級の山に登った時はさすがに失敗したなと思いました。山だけであればミラーレスを持っていく選択もあるのでしょうが、長期の旅行となると山だけでなく美術館もあるし町並みもあるしで、D750をどうしても持っていきたくなりますよね。次の旅行に持っていく撮影機材はちょっと検討の余地がありますね。


2.ファイル容量がでかい


旅行にはパソコンと外付けハードディスク(1TB)を持っていきましたが、ハードディス容量は足りなかったようです。詳しくは別で記事にしますが、途中1度、半分くらいデータを自宅のサーバに書き出したんですよね。これがなかったら多分容量は完全に足りなかったと思います。これも次回までに容量の大きい外付けハードディスクを新規購入などの対策しないといけないです。


欠点もあって完全無敵ではないですけど、トータルで見てD750はかなり使えるカメラでした。これでストックフォトを量産できそうです。




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