スラカルタ(ソロ)で迎える朝。この日は、ジョグジャカルタと並び称されるジャワ文化の中心地、ソロの持つ歴史的な格式と、庶民的な日常の熱気を写真に収める一日となりました。
優雅な朝食と王宮の光
朝は宿泊しているベストウェスタンプレミア・ソロの朝食ビュッフェからスタート。昨日の移動の疲れもすっかり取れ、快適な環境での食事は旅のエネルギーを十分に補給してくれます。
午前:王宮撮影の前にナシゴレンで腹ごしらえ
朝食後、午前中の光を逃さないようすぐに出かけるつもりでしたが、まずは腹ごしらえを、と王宮近くのワルン(Warung, 小さな食堂)へ向かいました。選んだのは、インドネシアの定番中の定番、ナシゴレンです。朝食ビュッフェを食べた後ですが、現地のワルンで食べるナシゴレンはまた格別。シンプルながらもスパイスが効いており、本格的な撮影前の景気づけとなりました。
格式あるソロ王宮を撮影
ランチ後、ソロ王宮(クラトン)へと向かいました。ソロ王宮は、ジョグジャカルタ王宮と並ぶジャワの格式を象徴する場所です。建物の色合いはジョグジャカルタのものよりもやや落ち着いており、歴史の重みと静謐さが漂っています。
OLYMPUS ELP1を手に、威厳ある門構えや、広場に立つ独特な形の建物、そして王宮内をそっと見守る地元の人々の姿を捉えました。ミラーレスであるELP1の機動性が、細部の撮影に役立ってくれます。午前の光がチーク材の柱や装飾に当たる様子は、まさに歴史と文化を切り取る最高のシャッターチャンスでした。
午後の撮影と庶民の営み
王宮での撮影を終え、かつて王宮の娯楽施設であったスリウェダリ公園へ。この公園は、伝統的なジャワの芸術や文化が育まれた場所です。現在は市民の憩いの場となっており、ここで日常の風景を撮影することに時間を割きました。
豪華な王宮とは対照的に、公園ではのんびりと過ごす人々や、楽器の練習をする学生など、生き生きとした庶民の営みが被写体となりました。こうした「静」と「動」、「格式」と「日常」の対比を収めるのは、現像(Lightroom 6.14)での作業を想像しながらも、楽しい時間です。
ソロの夜:満足いくまでワルンを巡る
ソロでの二度目の夕食は、再び活気ある屋台街へ。今回は、地元の人が食べる独特のスタイルを試しました。最初のワルンで食べたのは、葉っぱ(バナナの葉など)にご飯と数種類のおかずがのった料理です。素朴な味わいで、ジャワの伝統的な食文化に深く触れることができましたが、写真家としての旅の疲れには、量が「ちょっと足りなかった」のが正直なところです。
そこで、追加で別のワルンに移動し、再びナシゴレンを注文しました。一日の締めくくりとして、満足いくまで美味しいものを食べるのは、一人旅の重要なルールです。ナシゴレンはワルンによって味が異なり、食べ比べるのもまた一興でした。
明日は、ソロ周辺の世界遺産や文化施設を巡る予定です。
ジャワ島旅行全日程のまとめ記事はこちらです。
関連記事:【ジャワ島旅行記】まとめ
0 件のコメント:
コメントを投稿