中国旅行の通信環境をどうする? eSIM・VPN・日本IPを考えてみた

2026/10/03

中国

t f B! P L

近々、中国を約1か月旅行する予定です。

今回の中国旅行では、北京、平遥、西安、洛陽などを回る予定なので、スマートフォンの通信環境をどうするか、事前に考えておくことにしました。

中国旅行では、日本と同じ感覚でSIMやeSIMを選べないのが難しいところです。

特に問題になるのが、

  • Google
  • Gmail
  • LINE
  • ChatGPT
  • Instagram
  • 日本向けのオンラインサービス
  • VPN
  • 日本IP

などです。

今回は、実際に使う端末と用途を整理したうえで、中国eSIMとVPNをどう組み合わせるのがよいかを考えてみました。

中国旅行で使う端末は3台

今回、中国に持っていく予定なのは3台です。

端末 主な用途 通信方法
iPhone SE3 メイン端末 中国旅行eSIM
iPhone 8 艦これ SE3からテザリング+日本VPN
OPPO A5 2020 アズールレーン SE3からテザリング

ここで重要なのは、今回はPCへのテザリングはしないこと。

以前はPCの通信量も考えていましたが、今回の中国旅行ではスマートフォン3台だけなので、必要な通信量はかなり少なくなります。

中国では「SIMを入れれば何でも使える」わけではない

中国旅行で通信手段を考える場合、単純に「中国で使えるSIMを買えばいい」とはいきません。

中国国内の通信網からそのままインターネットに接続すると、いわゆるグレートファイアウォール(GFW)の影響を受けます。

そのため、

  • Google
  • Gmail
  • LINE
  • ChatGPT

などを利用する場合、通信経路が重要になります。

中国SIM+VPNを以前使った

以前、中国旅行では中国の現地SIMにExpressVPNを組み合わせて使いました。

VPNを使えば、日本など海外のサーバーを経由できるので、中国国内から利用できないサービスにもアクセスできます。

ただ、実際に使ってみると、Googleの接続が少し不安定になることがありました。

そこで今回は、

「すべての通信をVPNに通す必要はないのでは?」

と考えました。

今回考えたのが「中国旅行eSIM+必要な端末だけVPN」

今回の基本的な考え方は、

「メインのiPhoneは中国旅行eSIMを使い、VPNは必要な端末だけで使う」

というものです。

中国旅行eSIM
↓
iPhone SE3
↓
iPhone 8・OPPOへテザリング

そして、艦これをするiPhone 8だけ日本VPNを使います。

メインのiPhone SE3はVPNをOFF

iPhone SE3は今回の旅行のメイン端末です。

ここでは、

  • Google
  • Gmail
  • LINE
  • ChatGPT
  • Alipay
  • Web検索
  • 地図
  • 旅行情報

などを使います。

そこで、SE3では基本的にVPNをOFFにして、

中国旅行eSIM → インターネット

というシンプルな構成にします。

旅行eSIMの中には、中国国内の携帯網を利用しながら、海外側のネットワークを経由するタイプがあります。

このタイプなら、中国国内の一般的なSIMよりもGoogleなどを利用しやすい可能性があります。

ただし、「中国旅行eSIMなら必ずGoogleが使える」という意味ではありません。

重要なのは、そのeSIMが中国国外のネットワークを経由して通信するかどうかです。

候補にした中国旅行eSIM

今回検討したのは主に4社です。

  • Nomad
  • Saily
  • Airalo
  • Holafly

それぞれデータ容量や料金、通信方式が違います。

特に今回の旅行ではPCを接続しないため、以前よりも「テザリング容量」の重要度は下がりました。

Nomad

Nomadでは中国向けに、

  • 20GB/30日
  • 50GB/45日

などのプランが候補になります。

50GB/45日なら、旅行期間が約30日でも問題ありません。

「45日だから30日旅行には使えない」と考える必要はありません。

むしろ、30日間で50GB使える安心感を重視するなら候補になります。

Saily

Sailyにも中国向けの大容量プランがあります。

特に「データ量をあまり気にしたくない」という場合には候補になります。

ただし、旅行で実際に使うデータ量を考えると、無制限プランが本当に必要なのかは検討する必要があります。

Airalo

Airaloも中国旅行用eSIMの候補です。

中国向けプランがあり、旅行eSIMとして比較対象にしやすいサービスです。

今回のポイントは、価格だけでなく、通信経路がどうなっているのかです。

Holafly

Holaflyは中国向けの無制限データプランが候補になります。

データ容量を細かく気にしたくない人には分かりやすい選択肢です。

ただし、無制限でもテザリングには別の制限がある場合があります。

今回はPCを接続しないので、この点は以前ほど重要ではありません。

そして「日本IPのeSIM」という問題

今回、調べていて気になったのが、

「中国で使えて、しかも日本IPになるeSIMはないのか?」

ということです。

これはかなり魅力的です。

中国
↓
日本IPのeSIM
↓
日本のインターネット

となれば、VPNを使わずに日本IPを利用できる可能性があります。

しかし、ここで注意したいのが、

「日本企業が販売しているeSIM = 日本IP」

ではないことです。

中国向けeSIMの場合、「どこの会社が販売しているか」よりも、中国で通信したデータがどこを経由してインターネットに出ていくのかのほうが重要です。

日本IP eSIMは意外と少ない

現時点で調べた限りでは、

「中国で利用すると日本IPになる」と明確に保証している旅行eSIMはかなり少ない

というのが実情です。

中国旅行eSIMの中には、

  • 香港IP
  • シンガポールIP
  • その他海外IP

になるものもあります。

しかし、海外IPになることと、日本IPになることは別問題です。

艦これなど日本向けサービスを利用する場合、日本IPが必要になる可能性があります。

そこで「艦これだけVPN」にする

今回の構成では、ここが一番重要なポイントになりました。

iPhone SE3でGoogleやChatGPTを使うためにVPNを使うのではなく、

「艦これをするiPhone 8だけ日本VPNを使う」

という考え方です。

iPhone 8はSE3からテザリングします。

そしてiPhone 8自身で、

ExpressVPN → 日本サーバー

に接続します。

iPhone SE3
中国旅行eSIM
↓
テザリング
↓
iPhone 8
↓
ExpressVPN
↓
🇯🇵 日本サーバー
↓
艦これ

SE3のVPNをONにすればいいのでは?

ここは少し分かりにくいところです。

「SE3からiPhone 8にテザリングするなら、SE3でVPNをONにすればいいのでは?」と思います。

しかし、テザリング先の端末の通信が、必ずしも親機のVPNトンネルをそのまま通るとは限りません。

そのため、

「iPhone 8で日本IPが必要なら、iPhone 8自身でVPNを接続する」

という考え方にしました。

これなら通信経路が分かりやすくなります。

ExpressVPNはそのまま使う?

以前、中国旅行でExpressVPNを使った経験があるので、今回は無理にVPNを変更する必要はないと考えています。

ただし、もう一つ候補になるのが、

「セカイVPN」

です。

日本のVPNサービスなので、海外から日本向けサービスを利用する目的では候補になります。

特に無料体験期間を利用して、日本国内で艦これとの相性を確認しておく方法があります。

VPNは1契約で3台使える

今回の3台、

  • iPhone SE3
  • iPhone 8
  • OPPO A5 2020

すべてにVPNアプリをインストールしておくこともできます。

ただし、実際の中国旅行では、

「iPhone 8だけVPNをON」

にしておけば十分という考え方です。

SE3はVPN OFF。

OPPOも基本VPN OFF。

必要なときだけVPNを使う方式です。

最終的な通信構成

端末 SIM/eSIM VPN 用途
iPhone SE3 中国旅行eSIM OFF Google、Gmail、LINE、ChatGPT、Alipayなど
iPhone 8 SE3からテザリング ON・日本サーバー 艦これ
OPPO A5 2020 SE3からテザリング OFF アズールレーン

今回の中国旅行で重視するポイント

今回の用途では、単純に「一番安いeSIM」を選ぶのではなく、次の順番で考えることにしました。

① Google等が安定して使えるか

これが最重要です。

以前の中国SIM+VPNでGoogleが不安定だった経験があるためです。

② 中国国外の通信経路になっているか

「中国eSIM」という名前だけでは判断できません。

通信経路が重要です。

③ 30日間の料金

約1か月旅行なので、30日またはそれ以上の有効期間が必要です。

④ データ容量

PCを使わないので、以前ほど巨大な容量は必要ありません。

ただし、写真・動画・地図・SNSなどを考えると20GB程度は欲しいところです。

50GBならかなり余裕があります。

⑤ 日本IP

これはメインのSE3よりも、艦これ用iPhone 8の問題です。

そのため、現状ではeSIMで無理に日本IPを実現するより、

「艦これだけVPNで日本IPにする」

方法が分かりやすいです。

現時点での結論

今回の中国旅行では、

「すべてを日本IPにする」必要はありません。

むしろ、

  • SE3は中国旅行eSIMでGoogle等を利用する
  • iPhone 8だけ日本VPNを使って艦これ
  • OPPOは通常通信でアズールレーン

というように、用途ごとに通信経路を分けるほうが分かりやすいと考えています。

特に以前、中国SIM+ExpressVPNでGoogleが不安定だった経験があるので、今回はVPNを常時ONにしないことが大きなポイントになります。

最終的には、

「中国旅行eSIMを1枚選ぶ → SE3に入れる → iPhone 8とOPPOをテザリング → 艦これだけ日本VPN」

という構成を第一候補にします。

そして出発前に、日本国内で、

  • 中国旅行eSIMの通信確認
  • Google・Gmail・ChatGPTの確認
  • テザリング確認
  • iPhone 8のExpressVPN日本サーバー確認
  • 艦これの接続確認

まで済ませておけば、中国到着後のトラブルを減らせます。

中国旅行の通信環境は、単純に「一番安いSIM」を選ぶのではなく、自分が中国で何を使うのかを整理してから決めるのが重要だと思います。

今回の自分の場合は、メインのSE3とゲーム用のiPhone 8・OPPOで役割を分けることで、かなりシンプルな構成にできそうです。

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