近々知床に行こうと思ってガイドブックなどを読んでいます。知床は素晴らしいところのようですが、世界遺産としても価値とは何なのか?調べてみました。
知床は世界自然遺産
世界遺産には文化遺産と自然遺産がありますが、知床は世界自然遺産です。自然が素晴らしいということです。
世界自然遺産の4つの評価基準
世界自然遺産には以下の4つのクライテリア(評価基準)があって、世界遺産に認められるためにはどれか一つ以上をクリアする必要があります。
「地形・地質」
過去の生命の歴史や地球の歴史の証拠となるような、重要な地形・地質等がよくあらわれている地域
「生態系」
現在も進行中の生物の進化や生物群集の見本となるような、極めて特徴のある生態系を有する地域
「自然景観」
ひときわすぐれた自然美をもった自然現象や景観を有する地域
「生物多様性」
絶滅危惧種の生息地や、生物多様性の保全上最も重要な生物が生息・生育する地域
知床の価値は「生態系」「生物多様性」
知床は「生態系」「生物多様性」が評価され世界自然遺産になりました。「自然景観」は登録基準に合致しないとされました。日本人からすると知床は自然景観も素晴らしいと思うのですが、世界遺産レベルの景観美ではないという評価のようです。
知床の楽しみ方はネイチャーウォッチング
「生態系」「生物多様性」が評価されているので、世界遺産的な楽しみ方は、やはりこの二つを中心に考えます。陸上と海洋で動物と植物のネイチャーウォッチングになるのでしょうか。
知床で見るべき動植物
知床で見られる植物では固有種であるシレトコスミレやチシマコハマギクなどがあります。トドをはじめとする海棲哺乳類、海と川を行き来するサケ科魚類。鳥類では国際的な希少種であるシマフクロウやオオワシ、オジロワシなど。ヒグマやエゾシカなどの大型の哺乳類も見られます。
参考:知床の自然
普通のズームレンズで撮影することを考えると、固有種の植物と大型のクジラ類やヒグマ、エゾシカあたりが妥当な目標になりそうです。希少種のシマフクロウは野生で見てみたいものですが、普通の観光客には敷居が高すぎますね。
知床クルーズならクジラとヒグマにある程度の確率で遭遇できそう。植物は知床五胡ウォークで狙いたいです。
まとめ
知床は自然が素晴らしいために国立公園にもなっていますが、世界的には「生態系」「生物多様性」が高く評価され世界自然遺産に登録されいます。知床では知床クルーズと知床五胡ウォークでネイチャーウォッチングを楽しみたいです。
掲載している写真はシャッターストックにて販売しています。
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