ANAマイルを国際線の航空券にかえるとき2つの方法があります。ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券。ではどっちがオトクなのでしょうか?
ANAマイルの現実的な一番効率良い使い方は、長距離国際線のビジネスクラス航空券です。(マイル効率ではファーストクラスが一番オトクなのですが、必要マイルが多い上に路線が少ないので現実的ではありません)
参考:ANAマイラー必見! マイルの効率的な使い方
ANAマイルでは国際線のビジネスクラス航空券を予約す方法が2つあります。ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券。ではどっちがオトクなのか?
路線が多いヨーロッパ便で比較してみましょう。
必要マイル
まずは日本とヨーロッパの国際線ビジネスクラスの必要マイル数を比較します。
- ANA国際線特典航空券(ローシーズン)80,000マイル
- ANA国際線特典航空券(レギュラーシーズン)90,000マイル
- ANA国際線特典航空券(ハイシーズン)95,000マイル
- 提携航空会社特典航空券 日本(Zone 1-A)90,000マイル
- 提携航空会社特典航空券 日本(Zone 1-B)95,000マイル
ANA国際線特典航空券(ローシーズン)がかなりオトクに見えますが、2018年のローシーズンは1/8~2/28、4/1~4/25の期間だけで、ちょっと使いにくい感じがします。他は5,000マイルの違いなので気にするほどのものではありません。
途中降機・乗り換え
ANA国際線特典航空券と提携航空会社特典航空券の大きな違いは、途中降機・乗り換えのルールにあります。
「乗り換え」とはフライトの乗継のことです。直行便ない場合など、経由地で乗り換えをします。「途中降機」とは24時時間を超える「乗り換え」のことです。経由地で泊まりで観光する場合に、途中降機することになります。
乗り換え | 途中降機(24時間を超える滞在) | |
ANA国際線特典航空券 | 日本国内で往路・復路各2回まで可能です。 | 日本発は、途中降機できません。 海外発の途中降機は、目的地以外に1回可能です。 |
提携航空会社特典航空券 | 日本国内で往路・復路各2回まで可能です。さらに、日本以外で往路・復路各2回まで可能です。 | 日本発・海外発ともに途中降機は、目的地以外に往路・復路いずれか1回可能です。 |
※地上移動区間がある場合は、両端の都市を合わせて1回の乗り換えと数えます。
※途中降機は乗り継ぎ回数に含まれます。
簡単にいうと、提携航空会社特典航空券の方がルールがゆるくてオトクということです。下線の部分が提携航空会社特典航空券の有利なポイントです。
具体的にいうと
- ANA国際線特典航空券は、最大で国際線2フライト+国内線4フライトの予約ができます。
- 提携航空会社特典航空券は、最大で国際線10フライト(内4フライトまでは国内線でも可)の予約ができます。
どっちが沢山飛行機に乗れるか一目瞭然。エコノミーなら疲れますが、フルフラットシートで機内食美味しいビジネスクラスなので機内でリラックスできます。提携航空会社特典航空券がオトクだということです。
提携航空会社特典航空券ではANA便も利用可
提携航空会社特典航空券では、もちろんANA便の利用も可能です。全便ANAが一番いいのですが、他のルールを考えあわせると現状ANA便だけで国際線10フライトをルーティングすることはできないようです。
まとめ
乗り継ぎルールを活用すると、提携航空会社特典航空券は沢山フライトに乗れてオトクです。
掲載している写真はシャッターストックにて販売しています。
0 件のコメント:
コメントを投稿